ことわざ諺の泉2 ことわざ・諺 その5




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ことわざ その5

物言えば唇寒し秋の風
 松尾芭蕉の句で、人の短所をけなしたり自分の長所を自慢したあとは何となく不快な気分になるもので、人の悪口など余計なことを言うと思いがけない災いを招くことになるので口は慎むこと。

桃栗三年柿八年
 芽が出てから実を結ぶまでに桃と栗は三年かかり、柿は八年かかる。何事もうまくいくまでにはそれなりの年月を我慢することが必要であるということ。

門に入らば笠をぬげ
 他人の家を訪れたときは門を入った所で笠を脱いであいさつするのが礼儀であるということ。

焼野の雉(きぎす)夜の鶴
 きぎすはきじのふるい呼び名で、雉は住んでいる野を焼かれると子を助けるためにわが身の危険を顧みずに巣に戻る。巣ごもる鶴は霜の降りるような寒い夜には子供がこごえ死にしないように自分の翼を広げておおうということで、わが子を思う親の愛情は深いもの。

葦(よし)の髄(ずい)から天井を覗く
 葦の茎のように細い穴を通して天井を覗いてみて全てを見たと思い込んでも実際はごく一部しか見えていないということで、狭い見聞や知識で大きな問題を論じたり判断したりすると間違うってしまうので注意が必要ということ。

来年のことを言えば鬼が笑う
 だれも分らない来年のことを言えば鬼でさえも笑ってしまうということで、予測できない将来のことをあれこれと言ってみてもはじまらない。

琉璃の光も磨きがら
 琉璃は七宝という七種の宝玉のひとつで青色の美しい宝玉。瑠璃が美しく輝いているのはよく磨かれているからであり、どんなに才能をもった人でも努力しなければその才能を発揮することはできないということ。

論語読みの論語知らず
 論語の難しい文を読めるようになってもその本来の意味を理解していないということで、書物を読んで表面的に分かっても実行しなければ知らないのとおなじこと。

渡る世間に鬼はない
 世の中は鬼のような無情な人ばかりではなくて情け深く親切で優しい人もいるということ。

笑う門には福来たる
 門は家のことで、いつも笑い声に満ち溢れた明るい家には自然と幸福がやってくるし、辛いことがあっても希望を捨てずにいれば幸せになるということ。

 

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テーマ : 哲学/倫理学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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